育児情報誌「ハピマ」2011-2012年12-1月号
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14 同居する祖父母が甘やかすせいか、3歳の一人息子が我がままになってきたように思います。私が注意すると、すぐに祖父母の方へ逃げてしまいます。 子どもの本専門店 エルマー住所/春日市春日原東町3-16 TEL/092-582-8639 祖父母から「そんなに怒らんと」と言われることもあるでしょうから、子どもを甘やかしていると思うママの気持ちは良くわかります。3歳というと、自我が目覚めて何事にもイヤという第一次反抗期に入る時期です。逃げるということは、悪い事をしたとわかっているのですから、祖父母が甘やかすのが全ての原因ではないかもしれませんよ。 同居はすばらしい事です。多くの大人によってたくさんの愛情をかけてあげられます。そして、祖父母こそママの一番の理解者ではないでしょうか? ママが怒っている理由もわかっていますし、反抗期の多感な子どもの心を追い詰めず、救う役目も担っています。また、ママが見ていない時に叱ったりしてくれている時がきっとあると思います。そこで、怒った際に「おじいちゃん・おばあちゃんに聞いても同じ意見のはずよ」と、引き合いに出すのも良いかもしれません。子どもは最後はママのところに戻ってくるものです。祖父母のところへ子どもが逃げたとしても、悲しむ必要はないと思います。反抗期の今だけと思い、おおらかに構えて丁度よいのではないでしょうか。そこで、今回はママが読んで心が軽くなる絵本をご紹介します。 1冊目は『おかあさん』。子どもがママの赤ちゃんの時から、大人、結婚、自分自身が生まれるまでを、人形に解説していく絵本です。「ママはどうだった?」と子どもが聞いてくれそうな本です。ママの昔話を話してあげることで「私も反抗期があったなぁ」と思い出し、気が楽になるのではないでしょうか? 2冊目は『ぎゅつ』です。チンパンジーの子どもが、ゾウやライオンなどの親子の「ぎゅっ」としている姿を見て、ママを恋しくなる本。ママに会えるラストは心温まります。読むことで、子どもはママのところに戻ってくるということを再認識できると思います。最後は『ピッツアぼうや』。雨降りでふて腐れた息子。ご機嫌をとるため、両親が息子をピッツアの生地と見立ててピッツアごっごをして遊ぶ本です。ピッツアを食べようとした頃には息子の機嫌も直り、雨も止んでいます。両親の遊び心が子どもの心の壁を柔らかくする素敵な絵本です。子どもを叱ってしばらくしてから一緒に読み、ピッツアごっごで遊ぶと親子の絆をより深く出来そうですよ。※価格は全て税込です。『おかあさん』作/シャーロット ゾロトウ絵/アニタ ローベル 翻訳/みらい なな童話屋/1,523円 『ピッツァぼうや』作/ ウィリアム スタイグ翻訳/木坂 涼セーラー出版/1,575 円 先輩ママ前園さんの~子育てをより豊かに~絵本を開けば見えてくる子どもの気持ち…。ママの悩みを解決へと導いてくれる絵本を先輩ママ前園さんがコーディネートします。絵本のチカラ前園 敦子さん36歳と39歳のお子さんを持つ先輩ママ。子どもの絵本専門店『エルマー』オーナー、日本子どもの本研究会会員、春日市子ども文庫サークル連絡会会長親子の絆を深め、心を軽くしたいママへ『ぎゅっ』絵・作/ジェズ オールバラ 徳間書店/1,470円

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